Webマーケティングの戦略上で、必ず理解しておきたい言葉があります。
それは次の2つです。
1,顧客生涯価値(ライフタイムバリュー)
2,顧客獲得コスト
これを知れば、「そのビジネスがどれだけ収益を生み出すのか?」「広告費をどれだけ使えばいいのか」がわかるようになります。
ライフタイムバリューとは
1人のお客様が取引期間を通じて企業にもたらす利益(価値)のこと。
顧客志向マーケティングの考え方です。。
例えば、お客様はあなたの会社の3,000円の商品を平均で年6回購入するとしたら、
1年間のライフタイムバリューは18,000円だと言えます。
顧客獲得コストとは
一人のお客様を獲得するのに要するコストのことです。
例えば、折り込みチラシを1枚10円で1万枚配り、10人のお客様があなたの会社の商品を購入してくれた場合。
かかった費用は10万円ですから、顧客獲得コストは1万円だといえます。
WEBでマーケティング活動をする上で、この考え方は必ず意識しなければいけません。
この事を意識しなければ、あなたのビジネスが収益を生み出すのかどうかさえわからないのです。
例えば次の例を考えて見て下さい。
① あるお客さんが最初に5,000円の商品を買ってくれました。
そして1年間の間に3万円の商品も買ってくれました。
お客さんの一年間のライフタイムバリューは3万5,000円ということになります。
商品の原価が2,000円だとすると、利益は2万1,000円です。
もう一個例を挙げます。
②広告に50,000円投資し、5人のお客さんが商品を購入してくれたとします。
ところが、買ってくれた商品の値段は5,000 円、原価は2,000 円でした。
利益 15,000円 = 25,000円(5,000円×5) – 10,000円(2,000円×5)
つまり、50,000円の投資で15,000円の利益しかないため、赤字になっています。
2つ例をあげましたが、何か足りないと思いませんか?
そうです。①の例はライフタイムバリューを算出できているが、1人あたりの顧客獲得コストはわかりません。
仮に1人あたりの顧客獲得コストが30,000円だとしたら、赤字のビジネスです。
②の例は逆に1人あたりの顧客獲得コストはわかりますが、ライフタイムバリューはわかりません。
仮に、1年間の間に、商品を買ってくれた人の中で5人に1人が10万円の高額商品を買ってくれるとしたら、利益の出るビジネスだと言えます。
このように
ライフタイムバリューと顧客獲得コストを知ることで利益の出るビジネスかどうかが判断できます。
ライフタイムバリューから原価を引くと、1人のお客様から得られる利益を出すことができます。
「一人あたりのお客様から得られる利益」が「顧客獲得コスト」を上回る場合、そのビジネスは儲かるビジネスだと言えます。
今のあなたのビジネスのライフタイムバリューと顧客獲得コストを算出してみてください。儲かるビジネスでしょうか?
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